札幌不動産建築士の竹村コラム


2018/04/24 08:08

登記ってこんなときも必要!

名義が変わったときにだけ登記をすればいいの・・・・?

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そんなことはありません。

登記の内容に変更があった際には必ず登記を行う必要があります。

例えば

◆住所が変わった

◆不動産を相続した

◆ローンの返済が終わり完済した

などなどです。

では こういった変更があった際に登記を行わなかったとすると どのようなことが起こるのでしょう。

ローンの返済が終わった抵当権の抹消登記についてお話します。

◆抵当権(担保の登記)抹消登記をしなければ、
 登記簿上に抵当権者として
残ったままになります。

◆抹消手続きをしない間に登記簿上の抵当権者が死亡した場合、
 抹消登記を
するのに抵当権者の相続人全員の印鑑が必要になります。

◆売却が必要になった時、買主からこの消滅になった抵当権の抹消登記  
 を
要求されますが、その時にはすでに金融機関から送られた
 抵当権抹消登記に必要な書類の有効期限が切れていたり、
 紛失していたりと時間も費用もかかり
手続きが煩雑になってしまいます。

◆リフォーム資金等の融資を受けたくても抵当権抹消登記を  
 してからでないと、あらたな抵当権設定登記ができないので
 抹消登記が済むまで融資は受けられま
せん。

といったことが考えられます。
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